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激変緩和措置発動 価格抑制2.6円どまり 燃料高騰対策「不十分」

行政

2022/02/08 3:00

 政府が燃料油価格激変緩和措置を発動後、初めて公表された1月31日時点の石油製品小売価格で、軽油の全国平均価格は150円60銭と2円60銭分が抑制された。ただ、前週(24日)比60銭の値上がりで効果は見えにくい。資源エネルギー庁は「(全国的に在庫が払底する見込みの)1、2週間後には激変緩和措置による補てん分が適正に反映される」とみているが、2円60銭分の抑制にとどまった。このため、石油元売りに補助金を支給する措置に対し、トラック運送事業者の多くは「不十分」と捉えており、更なる対策を求める声が根強い。(田中信也、辻本亮平)

全国平均価格は150円60銭だが在庫状況で地域差がみられる(宇都宮市、3日)




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