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【金曜リポート】尿素水、一部で出荷抑制 販売業者 既存取引を優先 供給「通常通り」の声も

その他

2021/12/03 3:00

 尿素水を生産する化成品メーカーや販売業者の間で、年末繁忙期を前に供給への不安が強まっている。秋口以降、資源価格の上昇により尿素水の値上げが始まり、10月15日には中国政府が工業用尿素の輸出を制限。原料の尿素が不足しているとされ、11月中旬から一部のメーカーは尿素水の出荷抑制を始めている。運送事業者の間には「供給は通常通り」との声も散見されるが、メーカー各社は、12月中にも一部の運送事業者で尿素水が途絶えるのではないかと警戒感を強めている。(特別取材班)

「尿素水が万が一不足すればディーゼル車は動けなくなる」と業界全体への影響を危惧する声も(イメージ写真)




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