長距離フェリー/トラック航送4月、8%増も需要不透明 コロナ収束見えず
調査
2021/06/01 0:00
日本長距離フェリー協会(尾本直俊会長)がまとめた4月のトラック航送台数は、前年同月比8.3%増の10万5110台だった。2021年に入り、2月を除いて前年実績を上回る状況が続いている。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の収束が見えず、緊急事態宣言の再々発令によって国内消費の回復ペースが鈍り、貨物輸送量が減少傾向にある中、「航路によっては、トラックとフェリーで貨物の奪い合いが起きている」と指摘する業界関係者の声もある。トラック航送需要ついては、今後も不透明な情勢が続きそうだ。(井内亨) 【グラフ=トラック航送の台数・増減率の推移】