とちぎ水素ステーション開設1年、利用増も物流費かさむ 丸伊運輸FCV実証 音の静かさ魅力
物流企業
2021/05/28 0:00
【栃木】丸伊運輸(伊藤公一社長、東京都府中市)が「とちぎ水素ステーション」(栃木県栃木市)の運営を開始してから1年が経過した。燃料電池車(FCV)の新型車発売などを機に利用者は増えているものの、運用面では、千葉から水素を運ぶ物流費がかさんでいる。また、コンビニエンスストア大手と共同で1年間行ったトライアルにより、使用したFCトラックには車両の大きさなど改良の余地があることが分かった。水素ステーションとFCVの普及に向けた課題点を整理する。(伊代野輝) 【写真=月50~70台ほどが充填に訪れる】