火曜リポート/宅配取り扱い個数、巣ごもり需要で大幅増 ヤマトが過去最多20億個
物流企業
2021/04/13 0:00
国内のEC(電子商取引)の拡大に伴い、宅配各社の取り扱い個数が大きく増加している。新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に、2020年4月に緊急事態宣言が発令され、外出自粛とともに商業施設の閉鎖・閉店が相次いだ。モノの消費の店舗型販売からネット通販への移行、外食から内食への変化など、巣ごもり消費と呼ばれるEC売り上げが増えている。ECのラストワンマイルを担う宅配各社では業務が急増。取り扱い個数はおおむね10%以上の伸びを示している。宅配に関わる各社の状況を追った。(佐々木健、田中信也、高橋朋宏) 【グラフ=宅配大手3者の宅配取り扱い個数の20年4月~21年3月の推移】