自動運転トーイングトラクタ、成田・羽田空港で導入 ANAが29日から実証
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物流企業
2021/03/23 0:00
空港地上支援業務(グランドハンドリング)の労働力不足に対応するため、成田、羽田の両空港の制限区域内で、国内初となるベル3(条件付き自動運転)の自動運転トーイングトラクタが導入される見通しだ。羽田空港では、10月からの試験運用に向け、全日本空輸(ANA)と豊田自動織機が3月29日から実証実験を開始。一方、成田空港では、運航便数減少で閉鎖されている第2ターミナルサテライトの運用再開後、日本航空(JAL)が導入する。国土交通省は、2025年に自動運転レベル4(特定条件下の完全自動運転)相当の導入を目指しており、実現性の高い空港では導入を前倒しするほか、レベル3についても導入する空港を拡大していきたい考えだ。(田中信也) 【写真=JALはレベル3相当のトーイングトラクタの運行開始を予定】