「新電力」料金高騰、市場連動型で請求10倍も リスク見極め必要
物流企業
2021/02/05 0:00
2020年12月からの記録的な寒波により、「新電力業者」と呼ばれる小売電気事業者の電気料金が高騰し、物流企業も影響を受けている。気温低下で電力消費が増加したのに加え、LNG(液化天然ガス)など燃料価格上昇の影響を受け、電力調達価格が上がったことが要因。新電力の一部では、電力の調達価格を使用料金に反映する市場価格連動型プランを採用しているところもあり、1月請求分で数倍、2月分は10倍以上に達するケースもあるとみられる。突発的に料金が高騰したため、新電力との契約内容や請求金額を把握していない物流事業者も多いが、プランによってはほとんど影響を受けていない事業者もあり、リスクを見極めた上での慎重な契約が求められそうだ。(特別取材班) 【グラフ=スポット市場 システムプライスの推移】