北極海航路、苫小牧港を中継地に 気温低く不要の可能性
行政
2020/12/11 0:00
ヨーロッパ・アジア間の新たな貿易ルートとして注目が集まる北極海航路。最近の研究では、冷凍・冷蔵機能が無くてもコンテナ内の温度を保てることが明らかになり、ドライコンテナで食品などを輸送できる可能性が出てきた。北海道では、同航路を利用した日本国内やアジア各国への貿易で、苫小牧港を中継港とする構想が進む。誘致に向けた取り組みや、海上輸送ルートとしての強み、課題などをまとめた。(朽木崇洋) 【写真=日本初となる北極海航路を利用したコンテナ貨物輸送を試験的に実施(19年10月、苫小牧港管理組合提供)】