大栄海運、社屋新築でBCP対策 高潮・津波備え
物流企業
2020/11/24 0:00
【愛媛】大栄海運(田部井優介社長、松山市)は本社敷地に社屋を新築し、11月9日から使用を開始した。松山港の港湾施設内に位置することから、高潮や津波が発生した際のBCP(事業継続計画)対策を主な目的としている。1991年9月の台風19号をはじめ大型の台風や高潮、満潮によって、これまでに何度か平屋建て事務所の床上浸水被害を経験。老朽化も進み、数年前から建て替えを検討していたが、ドライバー不足や仕事の受注増などによる多忙で着手できずにいた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で業務に余裕ができたのをきっかけに、建設に踏み切った。(矢野孝明) 【写真=新社屋の前に立つ田部井社長】