フォワーダー各社/国内航空貨物、代替輸送網の構築模索 ベリースペース大幅減
物流企業
2020/10/02 0:00
国内フォワーダー各社は、新型コロナウイルスの影響による旅客便の減便・運休と機材(航空機)の小型化によって縮小したスペースの確保に苦慮している。失われたベリースペース(旅客機の貨物室)は前年比60~70%、ローカル路線では80%に上ると推定される。一方で、新型コロナによる消費活動の縮小を受け低迷していた国内発着の航空貨物は、ここに来て輸送需要が徐々に回復しつつある。貨物の安定供給に向け、各社は航空に代わる輸送網の構築などを模索している。(井内亨、北原秀紀、高橋朋宏、上田慎二)