奈良運送、営業拠点網を拡大 スケールメリット追求 倉庫2棟「フル稼働」
物流企業
2020/03/13 0:00
【広島】奈良運送(奈良至晏社長、広島県呉市)は、営業拠点網の拡大に力を入れている。2019年12月に福岡営業所(福岡県篠栗町)を開設したのに続き、20年3、4月をメドに大阪営業所を大阪南港地区に開設する。スケールメリットを追求するとともに、長距離輸送の中継拠点を設けることで労働時間規制のコンプライアンス(法令順守)を徹底するのが狙い。一方、18年12月には阿賀マリノポリス(広島県呉市)に2棟目の営業倉庫(アガマリノ倉庫)を建設、17年5月に開設した1棟目を含めてフル稼働状態だ。奈良社長は「当面は様子を見るが、良い不動産物件があれば倉庫増設も検討したい」と意欲を示す。(江藤和博) 【写真=2棟目の倉庫は平屋建て、床面積1500平方メートル】