出版物輸送、休配日を年18日→週2日 段階的に 取協・雑協が検討 収入減の懸念も 重量制運賃から脱却を
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2019/12/03 0:00
日本出版取次協会(近藤敏貴会長)と日本雑誌協会(鹿谷史明理事長)が、雑誌などの出版物を小売店に運ばない休配日を、最終的に週2日とするよう本格的に検討していることが11月27日、分かった。2019年度の休配日は土曜日15日、お盆3日の計18日。取協が運送事業者に行ったアンケートで、現行の休配日では働き方改革関連法で義務付けられている有給休暇の年5日取得の達成がほとんどの事業者で難しいことが明らかになり、議論が活発化。運送事業者にとってコンプライアンス(法令順守)や人手不足対策につながるが、配送収入が減るケースも出てきそうだ。(高橋朋宏) 【写真=「皆が血を流すのが重要で、少しでも良くなるよう努力する」と雑協の隅野物流委員長】