短時間労働の厚生年金、中小企業も義務対象へ 厚労省 有識者懇が報告書案 施行時期配慮や支援必要
行政
2019/09/27 0:00
厚生労働省の有識者懇談会は20日、厚生年金と健康保険の加入義務対象を、短時間労働者のうち500人以下の中小企業に勤める人にも広げる報告書案を示し、おおむね了承された。中小経営者の負担が増えることになるが、「労働環境の改善につながり、必ずしも不利益ではない」と強調。ただ、少なくとも一時的にコストアップすることや事務負担の増大は避けられないため、できるだけ重荷にならない時期に施行したり、別途、支援措置を行う必要性を明記した。(辻本亮平) 【写真=働き方の多様化を踏まえた社会保険の対応に関する懇談会で案を示し、おおむね取りまとめ】