空飛ぶクルマ/NEC、試作機の浮上実験成功 管理基盤構築に着手
産業
2019/08/13 0:00
NECは5日、「空飛ぶクルマ」の実現に向けた管理基盤の構築に着手し、我孫子事業場(千葉県我孫子市)に新設した実験場で試作機の浮上実験に成功した、と発表した。 地上と空にまたがる次世代の移動・輸送手段として、空飛ぶクルマに世界的に注目が集まっている。移動環境に必要となる、交通整理や機体間・地上との通信を支える管理基盤を構築するため、航空・宇宙分野での航空管制や衛星運用のシステムの技術と知見を持つ同社は、経済産業、国土交通の両省が設立した「空の移動革命に向けた官民協議会」に参画。日本発の空飛ぶクルマの開発団体、カーティベーター(中村翼代表)に協力し、機体開発を支援している。(田中信也) 【写真=飛行制御ソフトウェア、推進装置のモータドライバーなどを搭載】