パートの厚生年金・医療保険加入、「501人以上」撤廃を検討 中小経営への影響懸念
行政
2019/06/07 0:00
厚生労働省が5月31日に開いた「働き方の多様化を踏まえた社会保険の対応に関する懇談会」(遠藤久夫座長、国立社会保障・人口問題研究所所長)では、パートタイマーなど短時間労働者の厚生年金・医療保険加入拡大について、参加委員から「中小企業の経営に影響しないよう配慮して欲しい」といった声が出た。一方、加入者数増に向けては「従業員数501人以上」の要件を撤廃するのが適当とする意見が多く出た。同懇談会は9月にも取りまとめを行い、具体的な方策を決める。(辻本亮平) 【写真=パートタイマーなどの加入者数を増やすための方策を議論】