愛媛ト協女性協、「苦しみ半分・喜び2倍に」 入会候補者との交流企画
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2019/05/14 0:00
【愛媛】愛媛県トラック協会の女性協議会(山崎八生会長)は4月23日、総会を開催し、2019年度の事業計画を決めた。 山崎会長は「世間では働き方改革が叫ばれているが、業績を圧迫するように立ちはだかり、運送会社をはじめとする経営者を悩ませている。ドライバーやその家族にとっても、休日が増えても給料が下がるようでは受け入れがたいだろう」と指摘。 更に、「規制緩和によって競争が激化するとともに、あらゆる面でコストが上がる一方で、運賃は上がらず付帯業務などドライバーの負担は増えた。運送会社はどこまで苦しめばいいのか、というのが実情だ。経営者も労働者も当たり前の報酬をもらえる世の中に変えなくては、運送会社は存続できない」と強調した。 就任2年目の抱負として、「この課題に立ち向かうため、私たち女性が力を発揮する時だ。仲間の絆を深めながら、一つずつ解決し、苦しみを半分に、喜びを2倍にも3倍にもできるよう、笑顔で頑張っていこう」と語った。 事業計画では、女性の活躍を促進するための事業運営に注力。労務管理や人材育成など専門分野の講師を招いての勉強会を企画し、青年組織との合同研修も行う。また、交流会に新規入会候補者との意見交換会も盛り込んだ。 このほか、トラックの日イベントへの参加や交通安全トラック体感授業、街頭での事故防止キャンペーンなどを予定している。(矢野孝明) 【写真=来賓も交え山崎会長(最前列左から2人目)と会員が記念撮影】