ESR、川崎でマルチ型開発 冷凍・冷蔵への対応検討
産業
2019/05/10 0:00
ESR(スチュアート・ギブソン社長、東京都港区)は4月25日、川崎市川崎区でマルチテナント(複数企業入居)型物流施設「ESR川崎夜光ディストリビューションセンター(DC)」を開発する、と発表した。延べ床面積7万5100平方メートルで耐震構造4階建ての設計。2020年1月に着工し、21年4月末に竣工する予定だ。総投資額は250億円を見込む。(井内亨) 敷地面積3万6300平方メートルで、1、3の両階にトラックバースを備え、車両が3階に直接接続できるスロープを設置。最大8テナントが入居でき、食品関係のニーズを想定して冷凍・冷蔵への対応を検討している。倉庫や共用部、事務所でLED(発光ダイオード)照明を採用するほか、休憩室の充実などを計画している。 京浜工業地帯の中心部に位置し、東京都心部や羽田空港、東京港などへのアクセスに優位なエリア。首都高速道路・大師インターチェンジ(IC)から2.7キロ、国道15号からは4.5キロに位置している。また、住宅地に近い上、JR川崎駅からは4路線のバスが運行しており、労働者確保の観点からも優位性を持つ。 【写真=21年4月末に竣工(完成予想図)】