西田商運、宮若第3センター竣工 業務効率化 拠点・車両・人員を集約 多様な輸送ニーズに応え
物流企業
2019/04/30 0:00
【福岡】西田商運(西田眞壽美社長、福岡県新宮町)は19日、福岡県宮若市に建設を進めてきた宮若第三物流センターの竣工式を開いた。福岡、北九州の両市の中間に位置する宮若市に3カ所目となる施設を稼働させることで集配力を強化。拠点と車両、人員の集約で業務効率を高め、荷主企業の物流コストの抑制と従業員の待遇改善を進める。(上田慎二) 新センターは敷地面積1万100平方メートル、鉄骨造り平屋建ての高床式で、床面積4100平方メートル。通過・保管機能を持たせ、大手食品卸や低温物流事業者の商品をメインに取り扱う。 隣接する宮若第一倉庫、宮若第二物流センターと合わせて、延べ床面積1万4千平方メートルの倉庫群となった。九州自動車道・若宮インターチェンジ近接の立地を生かし、工業製品や食品など多様な輸送ニーズに応えていく。 宮若第二物流センターにあるBDF(バイオディーゼル燃料)スタンドを給油拠点とし、自社精製のBDFを利用するトラックを増やす。また、施設内の荷役作業は電動フォークリフトを導入し、地球温暖化防止に配慮した。 竣工式で、西田社長は「令和元年を迎える今まさに新しい物流センターが稼働した。従業員200人の知恵と創業52年のノウハウを随所に盛り込んだ施設で、新しい時代の物流に挑戦していく」と意気込みを述べた。 【写真=大手食品卸や低温物流事業者の商品をメインに取り扱う】