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熊本交通運輸、第二定温倉庫が本稼働へ 中国むけ物流に活用

物流企業

2019/04/23 0:00

 熊本交通運輸(住永金司社長、熊本県益城町)が熊本県嘉島町に建設していた「第二定温倉庫」(床面積2千平方メートル)が竣工、5月1日から本稼働に入る。合成化学メーカー大手の製品をメインとし、中国など海外向け拠点として活用する。  第二定温倉庫は2018年11月に着工。1万4700平方メートルの敷地に定温倉庫と事務所を併設した物流センター機能を持ち、三つに区分けした定温倉庫とプラットホームを備える。  液晶テレビやスマートフォン(スマホ)など液晶ディスプレーの主要部材である偏光フィルム素材をはじめ、ポリビニルアルコールを原料とした水溶性フィルムを取り扱う。  また、合成化学メーカーが20年3月完成を目指し、熊本工場(熊本県宇土市)の生産設備を増設するため、熊本交通運輸は隣接地に既存倉庫に加え、新たに「宇土・第三定温倉庫」(仮称)を建設する。19年7月に着工、20年3月の操業開始を見込む。(武原顕) 【写真=三つに区分けした定温倉庫とプラットホームを備え】





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