西久大運輸倉庫、障がい者がデザイン プリントラック披露
物流企業
2019/04/05 0:00
西久大運輸倉庫(彌永忠社長、福岡市東区)は3月26日、大型車のボディーに障がい者が描いたイラストをラッピングした「プリントラック」を福岡県立美術館(福岡市中央区)で披露した。 同社では、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、調味料製造・販売の久原本家グループ本社(河辺哲司社長、福岡県久山町)が主催する障がい者絵画コンクール「くばら だんだんアート」をサポート。2016年から毎年1台、作品をPRするためのプリントラックを作製している。 西九大運輸倉庫がプリントラックに適した新車の大型トラックを準備し、自社工場の大型カラープリンターで入賞作品を車体一面にデザイン。「動くキャンバス」として全国を駆け巡り、障がいのある方々のアートを新しい文化として発信し、芸術活動と自立を支援する。 今年の絵画コンテストは「あなたは発明者! ~こんな食べ物あったらいいな」をテーマに作品を募集。プリントラックには、巨大なおにぎりを元気いっぱいに食べる男の子や、山盛りのサンドイッチ、おにぎりのクジラなど、カラフルな作品が迫力満点で描かれた。 彌永社長は「どの絵画も純粋で、パワーにあふれる魂のこもった作品ばかり。休憩、休息でトラックを停車させると、人だかりができるほどの人気ぶりだ。注目されることでドライバーの気持ちも引き締まる。今後も安全運転でコンクールを支援していきたい」と話している。(上田慎二) 【写真=トラックを背景に記念写真に納まる彌永社長(右端)と作者ら】