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流通サービス、千葉で研修施設稼働 「社外に門戸開放」視野 まず初任運転者むけ

物流企業

2019/03/29 0:00

 流通サービス(神田隆社長、埼玉県草加市)は4月1日から、トラック運転技術向上のため運転研修施設(千葉県長生村)の運用を開始する。当面は新人の個配ドライバー向けに、初任運転者研修を実施。将来的には事故惹起(じゃっき)者を対象とした研修を行うほか、社外にも門戸を開放していきたい考えだ。(谷本博)  全国の生活協同組合では、毎年30万人規模で組合員が増加する一方、個人宅に商品を届ける「個配」担当のドライバー不足が深刻さを増している。  生協向けの個配事業を主力とする同社は、継続的にドライバーを新規採用しているが、その8割はトラック運転未経験者で、ペーパードライバーも3割いるのが現状だ。こうした実態に鑑み、安全な運行を維持するために、かねて専用の運転研修施設を持つことを検討していた。  購入した施設は、千葉県トラック協会(角田正一会長)が1981年に会員ドライバー向けの研修所として開設していたもので、JR外房線・上総一ノ宮駅から5キロほどの場所にある。2017年9月に閉鎖した後、入札を行い、同社が18年10月に落札。老朽化が進んでいたため、昨秋からリニューアル工事を進めていた。敷地面積4700平方メートルで、3階建て施設の延べ床面積は310平方メートル。  同社は月平均で30~40人前後の新人の個配ドライバーを採用しており、エリアに分かれてドライバー研修を実施。埼玉県の拠点に勤務するドライバーは、埼玉県トラック協会(鳥居伸雄会長)の埼玉県トラック総合教育センター(深谷市)で従来通り研修を受け、長生研修所では東京都や千葉、神奈川、茨城の各県などの所属ドライバーを対象に研修を実施していく。  今回の専用施設開設に伴い、安全運転教育は本社の人材戦略室を窓口とし、長生研修所はスタッフ5人で運営。研修コースには、ナンバープレートを取り外した中古の2トントラック4台を導入し、S字やクランクコースなどを設け、運転技術向上に役立てる。5月中には、施設の外周コース用に新車の2トントラック2台の導入を予定している。  本格稼働に先立ち、3月14、15の両日には、予行練習を兼ねた初任運転者講習を実施。受講したドライバーは「1日がかりでじっくりと座学と実技指導を受けられるため、安心して受講できた」などと話した。 【写真=本格稼働を前に実技指導】





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