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山村ロジ、冷凍車5台にラッピング こどもミュージアムプロジェクト 交通安全の願い込め 運転「優しい気持ちで」

物流企業

2019/03/26 0:00

 【神奈川】山村ロジスティクス(阪口明社長、兵庫県尼崎市)は、宮田運輸(宮田博文社長、大阪府高槻市)が取り組む「こどもミュージアムプロジェクト」に参画し、13日に相模原市立向陽小学校でラッピングトラックのお披露目と出発式を行った。1年生154人全員の絵を、5台のトラックの左右側面と後部にラッピング。今後、新たに入学する児童の絵も採用する計画だ。(吉田英行)  山村ロジは宮田運輸と40年以上取引がある。交通安全と地域社会への貢献という趣旨に賛同し、プロジェクト参画を決めた。同校が神奈川中央運輸営業所(同区)に近いことから、県教育委員会の紹介で同校児童に絵を描いてもらった。  絵は、交通安全への願いや家族をテーマに2018年11月に児童が描いたもので、車体3面にラッピングを施した冷凍車5台が校庭に並ぶと、児童は歓声を上げて駆け寄り、自分の描いた絵を探した。  阪口社長は「皆さんが描いた絵のお陰で、ドライバーは優しい気持ちで運転できる。擦れ違う車のドライバーも歩行者も、必ず優しい気持ちになる。皆さんの思いが詰まったトラックで、安全に気を付けて頑張っていく」とあいさつ。  児童代表の5人からは「交通安全の絵をきっかけに、横断歩道で左右を必ず見るようになりました」「ラッピングトラックを見た人が安全に気を付けて運転してくれるとうれしいです」といったお礼の言葉が発表された。  お披露目の後、トラックはコンビニエンスストア向けの食品を積んで配送に出発。児童らが手を振って見送り、ドライバーも笑顔で応えた。  山村ロジでは、19年度新入児童にも絵を提供してもらうなどして順次ラッピングトラックを増やしていく計画だ。 【写真=配送に出発するトラックを児童が手を振って見送り】





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