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武山商運、安全管理徹底に努め 運転者に無理させない

物流企業

2019/03/26 0:00

 【宮城】武山商運(武山孝好社長、宮城県東松島市)は「安全は全てに優先する」を経営理念に掲げ、安全管理の徹底に努めている。2018年12月のGマーク(安全性優良事業所認定)取得に続き、19年3月1日には宮城県石巻警察署長と自動車安全運転センター宮城県事務所長の連名による優秀安全運転事業所の銅賞を受賞した。  毎年、全社員の運転記録証明書を取得し、交通事故防止に活用している。18年は対象者42人のうち、交通事故はゼロで、交通違反件数は軽微な1件だった。  安全対策を事業の最重要項目に掲げ、コンプライアンス(法令順守)や安全教育の充実、運行管理・車両管理の徹底に取り組む。毎月の安全会議や日々の運行管理の中で、気付いたことはその場で指摘し、交通事故や労働災害の防止に生かしている。  交通事故ゼロでは、3年前に導入したデジタルタコグラフと連動したGPS(全地球測位システム)対応の車両位置情報確認システムの効果が大きいという。  パソコンの画面上で車両位置をリアルタイムで把握することにより、安全管理や顧客サービスなどで的確な指示が出せるようになった。情報を共有するため、本社事務所に大型スクリーンを設置した。  武山社長(45)は「我々は公道を利用して事業を営んでいる。絶対に事故を起こしてはならない」と語る。安全を最優先して、ドライバーには絶対に無理をさせない。「ドライバーは運転が仕事。荷主への対応は経営者の仕事だから心配するな」と呼び掛けるという。  19年は全社員の無事故・無違反を目指す。(黒田秀男) 【写真=優秀安全運転事業所の表彰状を手にする武山社長】





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