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ダイワコーポ、川崎・東扇島に物流拠点 アミューズメント専用 配送費・待機を削減

産業

2019/03/26 0:00

 ダイワコーポレーション(曽根和光社長、東京都品川区)は今秋をメドに、川崎市川崎区東扇島の大型物流施設内に、アミューズメント業界向け物流センターを開設する。現在、川崎営業所(川崎市川崎区)で行っているクレーンゲーム機関連の業務を移管するとともに、新たなWMS(倉庫管理システム)を導入し、ゲーム機関連の複数のメーカーの共同倉庫と位置付けて配送コスト削減につなげる。また、1フロアオペレーションにしてトラックバースを3倍に拡大、待機時間削減も図る。  新拠点を設けるのは、ラサール不動産投資顧問(キース藤井社長、東京都千代田区)、三菱地所、NIPPO(吉川芳和社長、中央区)の3社共同開発によるマルチテナント(複数企業入居)型施設のロジポート川崎ベイ。5階建て、延べ床面積29万6700平方メートルの施設で、5月末の竣工を目指して工事が進められている。  ダイワコーポは1階の1万4千平方メートルを賃借。川崎営業所で手掛けているクレーンゲーム機関係の入出庫・在庫管理業務を移管する。同営業所は4階建てだが、新センターでは1フロアでの平面オペレーションが可能となるため、生産性と効率性が向上。また、トラックバースが15バースと、これまでの3倍になることから、入出庫の効率化でトラックの待機時間減少につなげる。  クレーンゲーム機メーカーの業務のほか、クレーンゲームの景品メーカーなど、ゲーム機メーカーと取引のある複数の企業の共同倉庫として機能させ、各社の配送コストを削減。平面オペレーション化で縦持ちが無くなる一方、構内での横持ちが発生することから、AI(人工知能)を活用した自律走行型搬送機も導入する。  物流業界ではドライバー不足を受け、数年前から宅配業者による総量規制や運賃値上げが実施されている。クレーンゲーム機の景品は、縫いぐるみなどサイズが大きく配送コストが掛かるものが多い。倉庫を共同化することで配送の無駄を無くし、高騰する配送費を抑える。また、コンテナターミナルでの混雑や倉庫での待機がトラックドライバーの長時間労働の要因となっていることから、バース拡大により、倉庫側としても臨機応変に対応できるようにする。  更に、物流システム開発・コンサルティング会社と共同で開発した、アミューズメント業界専用WMSを導入。ゲーム機関連の共同倉庫では、ゲーム機の景品が庫内で保管中に売買されるケースが多いといった特徴がある。新開発のWMSでは、在庫商品の所有権移転を複数回行える独自の仕組みを採用した。  また、新WMSを開発する際、現在の業務フローをそのままシステム化するのではなく、正確性を保ったまま生産性を向上させるよう、システム会社が作業フローの改善を提案。このため、システム構築の過程で作業手順が大幅に簡素化されている。  曽根社長は「今後、新WMSを活用し、経営革新に意欲のある物流会社とアライアンスを組み、大手に対抗できる体制を目指したい。ロジポート川崎ベイの賃借スペースを更に拡大し、サブリースすることも視野に入れている」としている。(吉田英行) 【写真=ロジポート川崎ベイで5月末の竣工を目指して工事が進む】





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