千葉県警/駐車規制緩和、貨物集配用スペース設置 県内初 運転者の負担軽減
行政
2019/03/19 0:00
千葉県警は7日から、幕張本郷駅前のロータリーにおいて駐車規制を一部緩和し、県内で初めて貨物集配車の駐車スペースを設置、運用を開始した。運送会社やドライバーにとって、物流作業の円滑化や身体的・心理的な負担の軽減、交通安全の確保が期待できる。 今回の取り組みは、2018年2月、警察庁が各都道府県警宛てに出した「貨物集配中の車両に関する駐車規制の見直し推進」の通達を受けてのもの。対象エリアにおける駐車規制を一部緩和し、安全地帯だった場所に2.5メートル×6.5メートルの区画を2カ所設けた。 午前9時から午後9時まで駐車可能で、1台当たりの駐車時間の上限は設定していない。千葉県警交通規制課は「ドライバーの譲り合いが前提で、その旨の啓発も行っていく」としている。 他の地域への取り組み拡大については「駐車規制の緩和とスペースの設置に関して各地域から要望が上がった際には、スペースの有無や交通の円滑化などの状況を見極めながら随時検討、対応していきたい」考えだ。(井内亨) 【写真=午前9時から午後9時まで駐車可能】