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YHD/東京グローバルロジゲート、海上貨物の戦略拠点へ 輸出入業務を一括で

物流企業

2019/03/15 0:00

 ヤマトホールディングス(YHD)は6日、大型物流施設「東京グローバルロジゲート」(東京都大田区)を報道陣に初公開した。アパレルや医療機器、化粧品メーカーなどの利用を想定し、施設内で通関業務ができるように保税蔵置場の許可を取得。輸出入の拠点として、美術品輸送、海外引っ越し、貿易に関する物流でのユーザーのSCM(サプライチェーン・マネジメント)構築をサポートする。  同施設は鉄骨造り地上4階建て、延べ床面積1万9900平方-メートル。1階では、大型車両20台分の着車バースと10基のドックレベラーを整備しており、同時にコンテナ10個荷役作業が可能。通関手続きやバンニング、デバンニング作業を行うこともできる。  2階は美術品の保税蔵置場として輸出梱包のための機械設備を導入し、鑑賞や展示ができるビューイングルームも完備している。更に、温度や湿度を一般的な美術品管理と同等の条件で管理できる、専用の定温・定湿倉庫も設けた。  4階ではピッキングや保管、梱包などの様々な流通加工を行う。また製品の特性や素材、輸送形態に合わせた梱包サービスを提供し、ユーザーの物流業務をサポートする。  施設を利用するヤマトグローバルロジスティクスジャパン(YGL、東京都中央区)の金井宏芳社長は「世界の貿易の中で、海上貨物の割合は非常に高い。様々なソリューションを組み合わせ、大きなロットで入ってきた貨物を小口化して提供したい。複数の事業者が行ってきた輸出入に関連するサービスを、この施設で一括して提供することが可能だ。ユーザーのコスト削減やリードタイムの短縮に貢献できる」と話した。(中西祥梧) 【写真=保税蔵置場の許可を取得】





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