物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

サカイ、タブレット端末を試験導入 来年度中に全車へ

物流企業

2019/03/12 0:00

 サカイ引越センターは5日、現場スタッフが使用するタブレット(多機能携帯端末)システム「S-MOVE」のテスト導入を開始した、と発表した。  生産性の向上が目的で、今回は大阪府下のトラック100台に導入。業務の効率化とともに、個人情報の保護、ペーパーレス化、情報の蓄積などに役立てていく。蓄積した情報を元に、効率的な配車にもつなげる。2019年度中に全車への導入を目指す。  顧客情報を端末で取得したり、作業の開始や完了を端末で入力、顧客からペーパーレスで確認サインをもらうことができる。移動時間や休憩時間のリアルタイムな把握も可能で、労務管理を適切に行える。  更に、現場から端末に入力された顧客の申し送り事項に対し、事務所のスタッフが即時に応じることで、顧客満足度と品質の向上にもつながる。次に訪問する顧客の情報を端末で確認した上で移動することで、作業の効率を上げることもできる。  サカイ引越センターでは「生産性効率化の一環として、作業スタッフがベストパフォーマンスを展開できるチームの編成にも役立てていく」としている。(小菓史和) 【写真=様々な情報をタブレット端末に入力】





本紙ピックアップ

交付金法改正案、議員立法で今国会提出へ

 軽油引取税の旧暫定税率廃止で根拠が失われるトラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金の維持に向けた法案が、超党派の議員立法で今国会に提出へ――。2030年度末までの時限措置とした交付金制度継続などを規定しており、…

全ト協、「適正化2法対応」重点

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は4日、東京都で理事会を開催し、2026年度の最重点施策として「運輸事業振興助成交付金制度の現状維持」「トラック適正化2法及び改正物流法への対応」「標準的運賃の活用などによる適正運賃収…

経産省方向性/GXリーグ見直し、優れた活動アピール

 経済産業省は、グリーントランスフォーメーション(GX)へ意欲的に取り組む企業による「GXリーグ」について、参画企業の優れた活動や努力を外部に対してアピールしていく方針だ。次期リーグから、参画企業には、GX製品・サービス…

道路陥没事故踏まえた対策、インフラ管理メリハリを 

 国土交通省は1日、埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を踏まえ、老朽化に対応したインフラ全般のマネジメントの基本的な方向性を含む第3次提言を取りまとめた。同日、下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策…

オススメ記事

交付金法改正案、議員立法で今国会提出へ

 軽油引取税の旧暫定税率廃止で根拠が失われるトラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金の維持に向けた法案が、超党派の議員立法で今国会に提出へ――。2030年度末までの時限措置とした交付金制度継続などを規定しており、…

全ト協、「適正化2法対応」重点

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は4日、東京都で理事会を開催し、2026年度の最重点施策として「運輸事業振興助成交付金制度の現状維持」「トラック適正化2法及び改正物流法への対応」「標準的運賃の活用などによる適正運賃収…

経産省方向性/GXリーグ見直し、優れた活動アピール

 経済産業省は、グリーントランスフォーメーション(GX)へ意欲的に取り組む企業による「GXリーグ」について、参画企業の優れた活動や努力を外部に対してアピールしていく方針だ。次期リーグから、参画企業には、GX製品・サービス…

道路陥没事故踏まえた対策、インフラ管理メリハリを 

 国土交通省は1日、埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を踏まえ、老朽化に対応したインフラ全般のマネジメントの基本的な方向性を含む第3次提言を取りまとめた。同日、下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap