サカイ、タブレット端末を試験導入 来年度中に全車へ
物流企業
2019/03/12 0:00
サカイ引越センターは5日、現場スタッフが使用するタブレット(多機能携帯端末)システム「S-MOVE」のテスト導入を開始した、と発表した。 生産性の向上が目的で、今回は大阪府下のトラック100台に導入。業務の効率化とともに、個人情報の保護、ペーパーレス化、情報の蓄積などに役立てていく。蓄積した情報を元に、効率的な配車にもつなげる。2019年度中に全車への導入を目指す。 顧客情報を端末で取得したり、作業の開始や完了を端末で入力、顧客からペーパーレスで確認サインをもらうことができる。移動時間や休憩時間のリアルタイムな把握も可能で、労務管理を適切に行える。 更に、現場から端末に入力された顧客の申し送り事項に対し、事務所のスタッフが即時に応じることで、顧客満足度と品質の向上にもつながる。次に訪問する顧客の情報を端末で確認した上で移動することで、作業の効率を上げることもできる。 サカイ引越センターでは「生産性効率化の一環として、作業スタッフがベストパフォーマンスを展開できるチームの編成にも役立てていく」としている。(小菓史和) 【写真=様々な情報をタブレット端末に入力】