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ハイエスサービス、現状「否定」し成長を 23年12月期 経常益2.4倍めざす マイスター12人認定

物流企業

2019/03/08 0:00

 【埼玉】ハイエスサービス(串晃宣社長、埼玉県越谷市)は2019年度(1~12月)のスローガンを「明日を変えよう!」に決定し、現状を否定して前進することで成長していく方針を示した。また、19年1月からスタートした「5カ年中期経営計画」では、最終年度となる23年12月期の業績目標として売上高35億円(18年同期比11.7%増)、経常利益1億円(2.4倍)の達成を掲げた。2月23日に開いた全体表彰式の席上、串社長が事業方針説明の中で表明した。(谷本博)  17年12月期の売上高28億6200万円、経常利益2300万円から、18年12月期はそれぞれ31億3200万円(17年同期比9.4%増)、4100万円(78.2%増)と大きく伸長。19年12月期では、それぞれ32億5千万円(18年同期比3.7%増)、4500万円(9.7%増)が目標。串社長は「10年後には売上高40億円を目指す。現状維持は縮小につながる。これまでの常識を当たり前と考えないことが、未来を切り開いていく」と述べた。  表彰式には本社営業所のほか、東京(千葉県船橋市)、群馬(群馬県玉村町)の各営業所から50人ほどが出席。永年勤続表彰(10年以上)11人、無事故・無破損表彰(1年)40人、無事故表彰(5年)8人、品質標語の最優秀賞1点・優秀賞2点、善行功労表彰5人のほか、全体会議総合優勝では2チームが表彰され、両チームからのプレゼンテーションが行われた。  各部門で表彰された受賞者の代表が決意表明や謝辞を述べたのに続き、各所属長から、「回を重ねるごとに参加者数が増え、表彰の基準も上がっている。また、プレゼンのレベルも向上しており、今後の楽しみが増している」などのコメントが寄せられた。  更に、串演仁相談役が無事故継続などに対して謝意を示した上で、「体調管理に留意し、休憩を十分にとって、安全運転の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。  また、表彰式に先立ち、当日午前中に実施した「マイスター制度」試験合格者12人に認定証を授与した。同制度は18年度から同社が独自に始めたもので、各営業所に勤務するドライバーとフォークマンを選定し、一定のレベル以上の成績を上げた者に対してマイスターの称号を与え、「指導員ライセンス資格者」として新人教育などを担当してもらう仕組み。認定数は初年度の5人から2倍超となった。 【写真=今期の事業方針などを説明する串社長】





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