丸徳グループ、はだか祭りで感謝伝え 荷主ら招き厄落とし 商売繁盛を祈る
物流企業
2019/03/05 0:00
【愛知】丸徳産業(久納英治社長、稲沢市)と丸徳輸送(同)を柱に物流事業を手掛ける丸徳グループは2月17日、地元の奇祭、尾張大国霊神社国府宮(こうのみや)はだか祭(儺追(なおい)神事)に荷主や取引先の関係者を招き、日頃の感謝を表した。(梅本誠治) はだか祭は、767年に称徳天皇が悪疫退散の祈とうを全国の国分寺で行ったのが発祥。その年の儺{{な}}負{{おい}}人{{にん}}(神{{しん}}男{{おとこ}})として選ばれた裸男に触れると厄落としができると信じられている。丸徳グループは、願いを書いた「なおいきれ」で飾る「なおい笹」の奉納を国府宮から認められており、来場者一人ひとりが安全や健康、商売繁盛などを祈願した。 久納昇辰会長が「国府宮に『なおい笹』を奉納するようになって10年あまり。当グループは2019年に46期を迎え、時代の流れを感じている。今日は宮司に代わって家内安全、商売繁盛、交通安全のおはらいをさせてもらうので、一年の無事を祈るとともに、今後も社長や従業員を盛り立ててもらいたい」とあいさつ。 社内のはだか祭は、祈とうに続き、鏡開きでスタート。久納社長は「今年は17年振りの日曜日開催。働き方改革を実行する中、本来なら休みとするべきところを少しでも皆さんに喜ばれるよう従業員一同頑張っている。日頃の感謝の気持ちとして受け取ってもらい、心ゆくまで楽しんで欲しい」と呼び掛けた。 会社の中庭スペースには、各地域の奉賛会に所属する裸男への振る舞い酒が用意され、それぞれの集団が立ち寄るたびに参加者一同で盛り上がった。 【写真=各地域の奉賛会に所属する裸男が丸徳グループ本社前に集まる】