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九州運輸振興センター、懸賞論文の優秀作表彰 「新幹線で幹線輸送

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2019/03/05 0:00

 【福岡】九州運輸振興センター(竹島和幸会長)は2月19日、福岡市で交通・観光に関する懸賞論文の授賞式を開催した。  日本財団の支援を受け、九州の大学、大学院の学生・院生から九州圏の交通・観光の発展、活性化につながる懸賞論文を募り、3大学から8編(公共交通、物流、航空など)の応募があった。  最優秀賞には、九州産業大学商学部観光産業学科の藤田友梨香氏の「福岡県八女市における古民家再生とまちの活性化に関する現状と課題」が選ばれた。優秀賞は西南学院大学商学部商学科の山崎竣平氏の「新幹線貨物の提言」。竹島会長から表彰状と副賞が贈られた。  山崎氏は「長距離トラックに依存し続けるのではなく、幹線輸送は新幹線に転換し、トラックは端末輸送のみにする。そうするだけで、輸送時間の短縮、人手不足の解消、大規模災害への早期対応が可能と考える」と指摘。  具体的には、「同一列車に旅客車両と貨物車両を連結する混合列車方式」「同一車両に旅客と貨物を混載するポストバス方式」を挙げ、輸送効率化と人手不足への対応、新幹線の余剰輸送能力の有効活用を唱えた。  審査員は、九州大学大学院経済学研究院の星野裕志教授ら学識経験者、九州運輸局の阿部雄介交通政策部長が務めた。また、オブザーバーとして九州運輸振興センターの城野隆行副会長(キョーワ社長)、同センターの竹永健二郎理事長(九州郵船社長)が加わった。(武原顕) 【写真=竹島会長と記念撮影に納まる受賞者】





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