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北海道での隊列走行、吹雪・対面通行が課題 自工会 事業者などにヒアリング

団体

2019/03/01 0:00

 【北海道】日本自動車工業会(豊田章男会長)の委員ら5人は2月14日、北海道トラック協会(奈良幹男会長)を訪れ、トラック運送事業者や北海道トラック交通共済協同組合(大友龍之理事長)などに対し、トラック隊列走行についてヒアリングを行った。武田運輸(札幌市東区)の武田秀一社長と丸日日諸産業(豊平区)の野村佳史社長、北済協安全推進企画部の岩泉伸吾部長、北ト協の木村一参事が対応した。  トラック隊列走行について、日野自動車の小川博氏が「省力化、特にドライバー不足へ対応するべく進められており、ドライバーの確保が難しい東京―大阪の夜間の長距離幹線輸送については隊列走行への大きなニーズがあるようだ。本日は、隊列走行について事業者の皆さんに率直な意見を聞かせていただきたい」と話し、現状、課題、将来の方向性を説明した。  参加者からは「北海道の場合、高速道路でも片側一車線で対面通行の区間が多く、更に吹雪やホワイトアウトに陥った場合には前後左右も分からなくなる。そういった場合に、隊列走行は事故が懸念され、普及するとは考えにくい」「片荷が多い上、繁忙期を除くと隊列走行するほどの物量も見込めない」「事故が起こった場合に、責任は誰が持つことになるのか」――といった意見や質問が上がった。(岡杏奈) 【写真=トラック隊列走行についてヒアリング】





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