TNS、東証プロマーケット上場 中古車市場のイメージ向上
産業
2019/02/26 0:00
タカネットサービス(TNS、横浜市西区)は20日、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場した。記念のセレモニーには、西口高生社長、東証の小沼泰之・取締役常務執行役員らが出席、上場通知書の贈呈式とともに上場記念の打鐘式に臨んだ。 セレモニー後に会見した西口氏は「資金調達の幅が広がり、これまで以上の積極的な事業展開が可能となる。また、人材確保や中古車市場のイメージアップにつながればうれしい」と語った。今後の事業展開については「フランチャイズによる店舗展開や小型商用トラックのレンタル・リース事業も視野に入れながら臨んでいく」と展望。 TNSは2009年6月の創業で、中古トラックの売買や、新車の1年更新型の短期リース事業「リースdeスグのり」などを展開。子会社にタカロジ(栃木県那珂川町)、陸送ネット(京都府宇治市)の2社を持つ。 同市場はプロ投資家向けの市場で、東証1部、東証2部、マザーズ、ジャスダックに続く「第5の市場」。現在29社が上場している。TNSは1月18日に上場申請、2月8日付で承認された。引き続き、東証マザーズ市場への上場を目指していく。 18年5月期の連結業績は売上高136億8900万円(前期比75.4%増)、経常利益1億9400万円(5.5倍)だった。(高木明) 【写真=上場記念の打鐘式に臨む西口社長(中央)】