北陸国際物流戦略チーム、幹事会開き情報共有 広域港湾BCPなどと
行政
2019/02/22 0:00
北陸地方整備局と北陸信越運輸局は15日、産学官で構成する北陸地域国際物流戦略チーム(吉岡幹夫座長、北陸地整局長)の幹事会を開いた。広域バックアップ専門部会(柳井雅也座長、東北学院大学教授)、北陸地域港湾の事業継続計画(広域港湾BCP)協議会(小池慎一郎会長、北陸地整局港湾空港部長)の2018年度の活動状況を報告し、情報共有を図った。 北陸地整局の伊藤博信次長が「昨年の西日本豪雨では、鉄道や空港といった交通インフラも大きな被害を受けた。物流に関し、改めて支援体制の必要性が浮き彫りになった。また、対岸諸国では近年、物流システムの構築に力を入れる動きが顕著。このような中、北陸地域として何ができるか検討していきたい」とあいさつ。 バックアップ専門部会は太平洋側の港湾、広域港湾BCP協では管内の港湾が被災した場合の対応方法を探っている。それぞれ2回実施した訓練を踏まえ、関係者の合意形成に努めていることが示された。 このほか、管内各県の物流に関わる取り組み、現代版北前船構想、農林水産物・食品の輸入促進に向けた施策についても発表があった。(河野元) 【写真=「18年度の活動状況を報告し、情報共有を図る」と伊藤次長】