中野高速運輸、臼杵市の歴史・文化発信 ラップトラでアピール
物流企業
2019/02/12 0:00
【大分】中野高速運輸(中野健造社長、大分県臼杵市)は1月29日、臼杵市役所で市の名所と祭りを描いたラッピングトラックを披露した。 同社が新車導入を機に「トラックで情緒あふれる町並みや史跡、豊富なおいしい食べ物といった臼杵の良さを多くの人に伝えたい」と独自に作製。観光キャンペーンを推進する同市とデザインを考案し、一番運輸(藤田憲靖社長、大分市)の「カーボディープリント大分」事業部に施工を依頼した。 大型冷蔵ウィング車の荷台をキャンバスに、国宝の臼杵石仏や「うすき竹宵(たけよひ)」祭りの幻想的な風景、市のマスコットキャラクター「ほっとさん」をカラフルにデザイン。地元農産品の九州・関西方面への出荷輸送に充て、臼杵市の情報発信を支援していく。 1月29日に臼杵市役所で行われた出発式で、中野五郎市長は「熊本地震や台風被害で地元観光が伸び悩む中、各地を巡るトラックでPRしてもらえるのは大変ありがたい」と感謝を述べ、臼杵産の青果物を満載したラッピングトラックを拍手で見送った。 中野社長は「トラック輸送を生かした広報活動で地元の農業、観光業を盛り上げ、地域社会の活性化につなげたい」と話す。(上田慎二) 【写真=臼杵市のゆるキャラ「ほっとさん」と抱き合う中野社長】