京葉流通倉庫、つくばセンターが月末竣工 3社合同 物効法認定を取得 太陽光発電システム導入
物流企業
2019/02/07 0:00
京葉流通倉庫(箱守和之社長、埼玉県戸田市)が自社初の茨城県内の物流拠点として建設を進めている「つくば物流センター」(仮称)が2月末に竣工、3月から稼働する。食品メーカーと実運送事業者との3社で、物流総合効率化法の認定を取得した。 常磐自動車道(圏央道)・谷田部インターチェンジ(IC)から3キロ、首都圏中央連絡自動車道・つくば中央ICからも5キロと、つくば市の交通の要衝に位置。敷地面積が9240平方メートルで、2階建てセンターの延べ床面積が8250平方メートル。 セ氏18~20度の定温倉庫で、一部スペースはセ氏5度の冷蔵倉庫となる高床式ホーム。大型車から4トン車向けのドックシェルターを整備する。屋上には太陽光発電システムを導入し、定温倉庫としての機能維持などに役立てる。 物流センター建設により、荷主の食品メーカーは関東圏内4カ所に分散する拠点を集約。輸送距離の短縮によりCO2(二酸化炭素)削減など環境保全に貢献するほか、ドライバーの労働時間短縮など働き方改革にも対応していく考え。 箱守社長は「物流センターを30カ所以上所有し、33カ所目ぐらいになるが、埼玉県倉庫協会の会長を担っている立場としても、率先垂範する立場にありながら、これまでは物効法の適用を申請してこなかった。ようやく認定にこぎつけたことに安堵(あんど)している」と話す。(谷本博) 【写真=大型車から4トン車向けのドックシェルターを整備(完成予想図)】