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ニチレイロジ/女性フォーラム、能力生かす必要性共有 新たな発見・気付き得て

物流企業

2019/02/04 0:00

 ニチレイロジグループ本社(梅沢一彦社長、東京都中央区)は1月26日、「咲カセルロジ女フォーラム」を開催した。女性活躍推進の取り組みの一環として企画し、全国から総合職と一般職の女性社員65人が参加。パネルディスカッションやグループワークを通じ、女性の能力を生かす必要性について意識を共有した。  梅沢社長が「今回は役職者であるロジメンの皆さんにも加わっていただいた。2016年にスタートしたフォーラムは過去5回で330人の女性が参加され、働く価値観を再確認するとともに、新たなきっかけを得てもらっている。皆さんも新たな発見・気付きを得てもらいたい」と趣旨を説明。  その上で、「近年は労働者の減少など事業を取り巻く環境が大変に厳しい。これまでの延長線上には無い新たな変化や発想が必要になる。女性は細やかな配慮や相手を思いやる行動にたけていると思う。今後は男性だけで会社の成長を支えるのは不可能であり、女性の皆さんの潜在能力を会社に貸していただきたい」と訴えた。  女性活躍推進室の大崎孝子室長は「女性活躍推進は男性を含む社員の働き方と会社を変える大きな活動。本日はそれを感じ取っていただきたい」と呼び掛けた上で、「女性が自らの活躍を考え、経営につながる環境・意識づくりを支援していく」と述べた。  引き続き、2社(ニチレイ・ロジスティクス北海道、キョクレイ)の代表者が事例を紹介。ニチレイ・ロジスティクス北海道では「キラキラSUN社員」を合言葉にした活動の内容、キョクレイは「ママさん交流会」の取り組みなどを報告した。  パネルディスカッションには、柴崎陽子(キョクレイ)、大川内奈々(ニチレイ・ロジスティクス関西)、谷口かおり(ニチレイ・ロジスティクス九州)、米沢愛理(ロジスティクス・ネットワーク)の各氏が登壇。  モデレーターの求めに応じて各氏は、「入社2年目に誤出庫した。女性の先輩の言葉で立ち直った」(柴崎氏)、「17年に参加したフォーラムで先輩の発言を『他人事』と聞いていたが、入社24年目にフォークリフト免許を自ら取得し、一般職から総合職になった」(大川内氏)、「色々な失敗を積み重ねて今がある」(谷口氏)、「挑戦することを否定しない上司や総合職に転換するきっかけを与えてくれた上司に出会えた」(米沢氏)などのエピソードを披露した。(沢田顕嗣) 【写真=4氏が登壇しパネルディスカッション】





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