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UD、クオンの積載性向上 8リットルエンジン採用 AMT搭載乗用車感覚で運転

産業

2019/02/04 0:00

 UDトラックス(酒巻孝光社長、埼玉県上尾市)は1月29日、大型トラック「クオン」で排気量8リットルのダウンサイジングエンジン搭載車を発売した、と発表した。既存の11リットルエンジンに比べて約300キロの軽量化を実現し、積載性が向上した。(小瀬川厚)  架装メーカーとの協業により、軽量ボディー(荷台)を載せた完成車「パーフェクトクオン」は、標準仕様と高積載仕様の2種類をラインアップ。カーゴ車の高積載仕様モデルは、一般的な同タイプの車両に比べ、積載量が500~700キロ増加した。ダンプ車やミキサー車も、積載量とドラム容積が向上している。  8リットルエンジンは、ボルボ・グループとして既に3万台以上の稼働実績を持つ。ダウンサイジングエンジンを搭載したクオン全車に機械式オートマチック(AMT)「エスコット・シックス」を採用。乗用車感覚で運転できる操作性を備え、経験の浅いドライバーでも安心して運転できる。  日本国内の大型トラックメーカーでは、ここ数年間のモデルチェンジに合わせて燃費性能や環境性能、積載性に優れるダウンサイジングエンジン搭載仕様をラインアップに加えている。排気量が多く高馬力なモデルに比べて大きな出力を必要としない近・中距離輸送、積載量重視のユーザーを主な購買層に見込む。 【写真=8リットルモデルはシャシー状態で300キロの軽量化を実現】





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