物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

日本アクセス、近畿―関東で幹線便運行 来月メド 名産品の供給体制構築

物流企業

2019/01/31 0:00

 大手食品卸の日本アクセス(佐々木淳一社長、東京都品川区)は全国チルド幹線物流のエリアを拡充する。2月20日をメドに、近畿から関東に向かう幹線便の運行を新たにスタートする。各地の名産品を全国津々浦々に供給する体制の構築を推進。これにより、各地に埋もれていた新商品を発掘し、品ぞろえの充実と差別化を実現する。  同社が1月23、24の両日開いた総合展示商談会「春季フードコンベンション2019」で紹介した。全国チルド幹線物流網の整備と並行して、「EX-Factory価格取引」をメーカーに提案。これはメーカーの工場や倉庫から出荷した時点で取引する仕組みで、取引先の物流を受託することでコスト低減を支援する。  23日の記者会見で、亀岡正彦取締役が「全国幹線便を駆使してMD(マーチャンダイジング)の強化に取り組んでいる。強みの低温物流を生かしたビジネスの構築に注力していきたい」と述べた。  同商談会では、テーマに「New ACCESS Way 2020~進化・創造」を掲げ、フルライン卸として、更に強化した多様なサービスと機能について提案。北海道物産を紹介するコーナーでは、北海道から関東に向かう幹線便の利点をPRした。同ルートは運行を開始して2年余りが経過し、現在は年間に20億円規模の道産品を首都圏などに届けている。(沢田顕嗣) 【写真=全国チルド幹線物流をアピール(23日)】





本紙ピックアップ

国交省、約款に「置き配」など明記

 国土交通省は6月26日、再配達率の高止まりや宅配事業者の負担増加などの課題解消に向け、標準宅配便運送約款に「置き配」など多様な受け取り方法の取り扱いを明記し、普及を図っていく方針を示した。同日、有識者・関係者で構成する…

ブリヂストン、SBSに子会社譲渡

 ブリヂストンは6月30日、100%子会社であるブリヂストン物流(三好由浩社長、東京都小平市)の株式の66.6%をSBSホールディングスに譲渡する、と発表した。SBSHDは10月1日をメドに81億円(アドバイザリー費用な…

社会資本整備・交通政策計画、一体化へ共通メッセージ

 国土交通省は6月27日、社会資本整備審議会計画部会(小林潔司部会長、京都大学経営管理大学院特任教授)と交通政策審議会交通体系分科会計画部会(竹内健蔵部会長、東京女子大学教授)の合同会合を開き、社会資本整備重点計画と交通…

若松梱包、第二共配センター稼働

 若松梱包運輸倉庫(江田修一社長、金沢市)は本社中核拠点(石川県白山市)の隣接地に第二共配センターを建設し、1日から本格稼働させた。冷凍、冷蔵、常温の食品を保管する営業倉庫で、特に冷凍品の扱いでは自動ラック(7644パレ…

オススメ記事

国交省、約款に「置き配」など明記

 国土交通省は6月26日、再配達率の高止まりや宅配事業者の負担増加などの課題解消に向け、標準宅配便運送約款に「置き配」など多様な受け取り方法の取り扱いを明記し、普及を図っていく方針を示した。同日、有識者・関係者で構成する…

ブリヂストン、SBSに子会社譲渡

 ブリヂストンは6月30日、100%子会社であるブリヂストン物流(三好由浩社長、東京都小平市)の株式の66.6%をSBSホールディングスに譲渡する、と発表した。SBSHDは10月1日をメドに81億円(アドバイザリー費用な…

社会資本整備・交通政策計画、一体化へ共通メッセージ

 国土交通省は6月27日、社会資本整備審議会計画部会(小林潔司部会長、京都大学経営管理大学院特任教授)と交通政策審議会交通体系分科会計画部会(竹内健蔵部会長、東京女子大学教授)の合同会合を開き、社会資本整備重点計画と交通…

若松梱包、第二共配センター稼働

 若松梱包運輸倉庫(江田修一社長、金沢市)は本社中核拠点(石川県白山市)の隣接地に第二共配センターを建設し、1日から本格稼働させた。冷凍、冷蔵、常温の食品を保管する営業倉庫で、特に冷凍品の扱いでは自動ラック(7644パレ…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap