三ト協、女性部会設立へ本腰 経営者4人が意見交換 方針確認 目標「10人以上」
団体
2019/01/28 0:00
【三重】三重県トラック協会(小林俊二会長)は21日、女性部会設立準備ミーティングを開いた。女性経営者4人が出席し、部会設立と参加の意思を表明するとともに、今後の組織化や事業内容について意見を交換した。(星野誠) 三ト協本部の稲垣晃業務部長が「三重県でも、女性部会を立ち上げようと考えている。これまで、女性向けセミナーを何回か開催してきたが、女性部会の組織化を本格的に進めたい。自由な意見をお願いしたい」とあいさつ。 宝輪(三重県鈴鹿市)の蕪竹理江社長は「男性ばかりのトラック運送業界で、これまで女性は苦労してきた。女性が悩みを共有する場があると心強い」と強調。菱津運送(秋山典之社長、津市)の秋山さなみ取締役は「異業種の女性団体にいくつか参加しているが、トラック業界の話はしにくい。同業者だから分かる悩みを女性部会で話し合える」と述べた。 事業計画の参考にするため、福井県トラック協会女性部会の睦実会(伊藤京子会長)の活動内容をまとめた資料を配布。女性部会設立準備の中心で、この日は欠席した、日新物流(四日市市)の小谷まゆみ社長の「積合せ輸送など仕事面の研究もやってはどうか」との意見が紹介された。浜口運輸(松阪市)の浜口智江社長は「レクリエーションもやれたら」と提案した。 ミーティングでは、①経営者以外の社員なども参加できる②事業計画が固まって運営が軌道に乗るまで会費は徴収しない③10人以上を目標に勧誘活動を行う――などの方針を確認。稲垣部長は「今後は、政策協議会と理事会の承認を得る必要がある。組織化を進めるとともに、事業内容の検討にも入りたい」と話した。 蕪竹氏は「女性ならではの行事をやりたい」と抱負を語り、浜口氏も「女性部会があったら絶対に楽しい」と目を輝かせた。 【写真=部会設立と参加の意思を表明】