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松井急便、女性運転者部隊を増強へ 小口集配で活躍推進 動態管理導入 未経験者に配慮

物流企業

2019/01/14 0:00

 【岐阜】松井急便(松井善行社長、岐阜県恵那市)は、12月に立ち上げた女性ドライバー部隊の増強を目指す。今春までに車両数とスタッフを増やし、恵那市内の小口集配業務で女性活躍を更に推進する。(星野誠)  松井社長は「人手不足が深刻化する中、フルタイム勤務や正社員にこだわらず、女性と高齢者を活用しようと考えた。高齢者の再雇用は以前から進め、60代のドライバー5人が2トン、4トン車に乗務している。今回は女性部隊ということで自社トラックとは異なるカラーリングの専用車を用意するなど、イメージ戦略を重視した」と明かす。  立ち上げは12月7日。女性部隊用にワンボックス車2台、軽自動車1台をそろえた。衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報装置、バックカメラ、ドライブレコーダー(DR)などを取り付け、事故防止に万全を期した。また、カーナビゲーションとGPS(全地球測位システム)による動態管理も導入し、未経験者が安心して乗れるよう配慮した。  車両については、女性らしさを意識した。松井急便のトラックは黒を基調としたデザインだが、女性用車両は鮮やかなワインレッド。ただ、軽自動車については「日本郵便の車両に間違えられる可能性もある」(松井氏)ため、ワンボックス車も含めて印象的なデザインをラッピングで付加しようと考えている。作業は山本急行(山本英史社長、恵那市)のボディープリント事業部が行う予定で、同社との打ち合わせを進めている。  ドライバーは、伊藤福子氏、勝野千鶴氏、柘植あすか氏の3人で、全員が家庭を持っている。大型免許を保有し、トラックの乗務経験もある柘植氏は「もともとクルマが好きでトラック業界に入ったが、結婚と出産を機に辞めた。中学生の長男と長女に手が掛からなくなり、再び仕事をするチャンスだと思った」と話す。集配業務は週単位でスケジュールを決め、勤務時間は1日3、4時間からフルタイムまで選ぶことができる。  松井急便は、恵那市内で1日50トンの集配業務を行っており、荷物の種類と大きさは多種多様だ。中には30キロの荷物やパレット物もあるが、松井氏は「仕事の半分は20キロ以下。重い荷物やパレット物は男性ドライバーがトラックでフォローする」と強調する。  今春までに、女性ドライバー5人、車両5台体制に増強する予定で、松井氏は「我が社全体のイメージアップにつなげたい。女性部隊を見て、興味を持った若い人が来てくれるとうれしい」と話している。 【写真=松井社長(右端)と3人の女性ドライバー】





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