JCリフト教習センター/横浜校、人に優しい教習所めざす 受講生に職業紹介 中国・ ベトナム語教材も
産業
2019/01/14 0:00
人材サービスのジャパンクリエイト(加藤智社長、大阪市淀川区)が運営する、JCフォークリフト教習センター横浜校(横浜市港北区)は、受講料の安さに加え、女性・外国人への配慮や、求職中の受講生に対する職業紹介などで差別化を図るとともに、「人に優しい教習所」を目指している。12月末時点で受講生は千人を超えている。(吉田英行) 2017年8月開校。東急東横線・横浜市営地下鉄の日吉駅から徒歩15分ほどの位置にある。 敷地面積400平方メートルで、技能講習スペースと空調完備の座学教育用施設から成る。近年は女性受講者も多いことから、トイレは男女別。都市部で学科と実技を同じ場所で受けられる施設である点でも、利便性が高い。 1.5トン積みカウンター式フォークリフト2台を持ち、1日当たり20人の受講生に対応する。受講コースは、自動車免許を所持しない人向けの5日間コースから、免許保持者向けの4日間コース、1トン未満のフォークリフト特別教習を修了し一定の経験がある人や、大型特殊自動車免許を持つ人などを対象にした2、3日コースの4種類を設定している。 教材は、オリジナルの挿し絵を利用するなど分かりやすい内容とし、外国人受講生の増加を見込み、中国語版、ベトナム語版も用意している。今後は外国人用マニュアル冊子も作成する計画だ。 技能講習スペースには2ラインを設置しており、1ライン当たり10人の受講が可能。講師陣は物流企業などで豊富な指導実績を持つベテランをそろえ、気持ち良く受講してもらうためフレンドリーな対応を心掛けている。受講後にはアンケートを行い、教習品質の向上につなげている。 同社では「法令に定められた教習内容であることはもちろん、性別や年齢に関わらず、できるだけ多くの受講生に合格してもらえるよう親切・丁寧な指導を心掛けている。企業への講師派遣や新卒者を対象にした団体受講も受け入れている。本業の人材派遣や請負でも物流業界をバックアップしていく」としている。 【写真=1日当たり20人の受講生に対応】