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ダイセーログ、全国ネット構築を加速沖縄でハブセンター本格稼働自社初の東北拠点も開設

物流企業

2019/01/10 0:00

 ダイセーロジスティクス(ダイセーログ、田浦辰也社長、東京都文京区)は、全国ネットワークの構築に向けた取り組みを加速させる。1月から沖縄ハブセンター(沖縄県豊見城市)を本格稼働させたのに続き、4月には埼玉県幸手市と群馬県玉村町に拠点を新設する。2019年12月期は東北への進出も計画しており、日本全国に「物流ライン(線)」を引くための布石を打っていく。(沢田顕嗣)  沖縄ハブセンターは5台のトラックで事業を開始。大手流通企業向けの業務をはじめ、食品や雑貨など多様な需要を取り込む。初年度の売り上げは5千万円を見込むが、3年後には保管など配送以外のサービスも提供するとともに車両数も20台まで増やし、事業規模を3億円程度へ引き上げる。  「年間の観光客数が1千万人に上る沖縄には物流の大きな市場がある。かねてより沖縄の物流にチャレンジしたい、沖縄の経済に貢献したいと強く思っていた」(田浦社長)。グループ会社のグローバルエアカーゴ(同社長、東京都千代田区)と連携しながら業容の拡大に努めていく。  4月には関東地区で新センターを相次いで稼働させる。埼玉県の拠点は延べ床面積7600平方メートルで、雑貨やドライ食品の保管・荷役・配送の各サービスを提供。一方、群馬県のセンターは床面積1650平方メートルの平屋建てで、大手食品メーカーの冷凍・冷蔵品を取り扱う。  併せて、東北エリアにおける第1号拠点の開設にも踏み切る。立地は岩手県南部を予定しており、食品や雑貨を主体に幅広いニーズを掘り起こしていく構想。中継基地としても活用できることから、「東北で初めてとなる拠点を必ず出す」(田浦氏)としている。  このほか、茨城県と埼玉県所沢市周辺にも中期的なスパンで拠点の新設を検討している。 【写真=沖縄ハブセンター】





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