柳川合同、北原白秋の詩ラッピング 観光と経済振興後押し
物流企業
2019/01/03 0:00
【福岡】柳川合同(荒巻哲也社長、福岡県柳川市)は12月5日、水郷の街・柳川を全国にPRするため、柳川市とタイアップして製作しているラッピングトラックの6台目を披露した。柳川市役所前で行われたお披露目式には荒巻氏、柳川市の金子健次市長らが出席した。 ボディーに、柳川出身の詩人である北原白秋が郷土への想いをうたった「帰去来」をはじめ、春「ひな祭り」、夏「ひまわり園」、秋「白秋祭」、冬「有明海のり」の四季折々の観光資源を描いた。 同社がこれまで導入したラッピングトラックの第1弾は14年3月で、絵柄はどんこ舟の川下りとさげもんのデザインに方言「おいでめせ」(いらっしゃいませ)柳川」。第2弾が明治後期に建てられたレンガ造りの異国情緒漂う「並倉」、白秋作詞の唱歌「この道」と白秋が描いた「舌出人形と黒猫の挿絵」だ。 続く第3弾は、柳川藩祖・立花宗茂と「柳河旧城図」(立花家資料館所蔵)をデザイン。そして、第4弾が「水郷柳川」の大きな文字と川下りをするどんこ舟、市の花「花しょうぶ」がモチーフ。第5弾は「立花山図」と立花宗茂の甲冑(かっちゅう)のデザインを製作し、柳川の観光PRと経済振興を後押ししている。 柳川合同グループは5社で形成。輸配送・保管・3PL(サードパーティー・ロジスティクス)事業の三つのサービスを柱に、関東圏、関西圏、九州北部で支店営業所・物流センター倉庫を設け、国産及び輸入家具、インテリア家電と雑貨、食料品の輸配送、流通加工など一貫した物流を手掛けている。(武原顕) 【写真=荒巻社長(左から6人目)と柳川市の金子市長(その左)ら】