物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

SHKラインG、横須賀―北九州に新航路 21年春メド 大型フェリー2隻投入 新会社設立へ詳細詰め

物流企業

2018/12/24 0:00

 阪九フェリー(小笠原朗社長、北九州市門司区)、新日本海フェリー(入谷泰生社長、大阪市北区)などを中核会社とするSHKライングループ(入谷代表)は18日、横須賀港(神奈川)-北九州港(福岡)を結ぶフェリーによる定期航路を2021年春をメドに開設する、と発表した。1万6千総トン級の大型フェリーを2隻配船し、デイリー運航する計画。ドライバー不足が深刻化する中、海運業界ではRORO船を含めた新規航路の開設、就航船の大型化といった取り組みが活発になっている。(高木明)  横須賀港と北九州港間の航海距離976キロを20時間30分で結ぶ。1万6千総トン型の大型高速フェリー2隻を投入し、1日1便体制で運航する。航海速力は28ノット(時速約52キロ)を想定。積載能力はトラック約170台(12メートル換算)、旅客定員は600人。日曜日を除く週6往復で、年間では約600航海を見込む。  SHKライングループでは「ドライバー不足や環境問題を背景に、モーダルシフトの受け皿として、関東圏と九州圏を結ぶ物流や観光の活性化に寄与したい」と説明。その上で、「両経済圏で3日目配送が可能となる航路。企業間の小口貨物輸送や宅配便輸送にも本航路の利用メリットは大きい」としている。今後、阪九フェリーや新日本海フェリー、関光汽船(入谷一成社長、山口県下関市)などグループ各社が出資する新会社を設立し、営業運航開始に向けて詳細を詰める。  横須賀市の上地克明市長は、18日の定例記者会見で「モーダルシフトによる海上輸送の需要がますます高まっている。当市では、フェリーなどによる横須賀港での定期航路の実現を目指し、精力的にポートセールスを行ってきた。この取り組みが実を結び、今回、SHKライングループが北九州とのフェリー航路の開設に向けて検討を開始することになった」と述べ、歓迎している。  業界関係者によると、現在、関東及び中部圏と九州圏を結ぶ海上定期輸送ルートは、オーシャントランス(髙松勝三郎社長、東京都中央区)の東京-徳島-北九州航路、川崎近海汽船が16年10月から開始したRОRO船による清水(静岡)-大分航路などがある。  更に、川崎近海汽船ではモーダルシフト需要を見込み、18年6月から宮古(岩手)-室蘭(北海道、南下便のみ八戸港寄港)のフェリーによる航路を開設している。 【写真=就航予定と同クラスの大型フェリー(新日本海フェリー「すずらん」)】





本紙ピックアップ

物流大綱提言案、「徹底的な効率化」など柱

 国土交通省などは1月30日、2026~30年度の総合物流施策大綱の策定に向けた提言案の大筋をまとめた。今後の物流政策の観点として「徹底的な物流効率化」など五つの柱で構成。大綱に盛り込むKPI(重要業績評価指標)には、自…

北海道で記録的大雪、運休・渋滞・通行止め

 1月24日から25日にかけて北海道の道央圏を中心に降り続いた記録的な大雪は、札幌市と周辺地域の交通網に深刻な影響を及ぼした。鉄路や道路の除排雪作業が追い付かず、列車の運休や主要幹線道路の渋滞、高速道路の通行止めが発生。…

国交省、広域港湾BCP指針改訂

 国土交通省は、複数の港湾の連携による災害時の実施体制・対応などを明記する広域港湾BCP(事業継続計画)ガイドライン(指針)について、コンテナ物流を含む経済活動維持輸送を明示するための改訂に着手した。同様の観点で改訂を進…

新潟花き中継拠点化協、物流改善へ輸送資材統一

 新潟花き中継拠点化検討協議会(玉木隆幸会長)は物流改善の一環として、輸送資材の統一を図る。各産地で個別の段ボール箱を活用しているが、共通の仕様にすることで、積載率の向上、作業効率化につなげる。1月13日に荷役の様子を公…

オススメ記事

物流大綱提言案、「徹底的な効率化」など柱

 国土交通省などは1月30日、2026~30年度の総合物流施策大綱の策定に向けた提言案の大筋をまとめた。今後の物流政策の観点として「徹底的な物流効率化」など五つの柱で構成。大綱に盛り込むKPI(重要業績評価指標)には、自…

北海道で記録的大雪、運休・渋滞・通行止め

 1月24日から25日にかけて北海道の道央圏を中心に降り続いた記録的な大雪は、札幌市と周辺地域の交通網に深刻な影響を及ぼした。鉄路や道路の除排雪作業が追い付かず、列車の運休や主要幹線道路の渋滞、高速道路の通行止めが発生。…

国交省、広域港湾BCP指針改訂

 国土交通省は、複数の港湾の連携による災害時の実施体制・対応などを明記する広域港湾BCP(事業継続計画)ガイドライン(指針)について、コンテナ物流を含む経済活動維持輸送を明示するための改訂に着手した。同様の観点で改訂を進…

新潟花き中継拠点化協、物流改善へ輸送資材統一

 新潟花き中継拠点化検討協議会(玉木隆幸会長)は物流改善の一環として、輸送資材の統一を図る。各産地で個別の段ボール箱を活用しているが、共通の仕様にすることで、積載率の向上、作業効率化につなげる。1月13日に荷役の様子を公…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap