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石ト協など、チェーン装着を学ぶ 大雪に備え「練習を」

団体

2018/12/24 0:00

 【石川】石川県トラック協会(久安常信会長)、石川県警、日本自動車連盟(JAF)石川支部は11日、タイヤチェーン着脱講習会を開催した。会員事業所からドライバー70人が参加し、大雪に備えてチェーン装着方法を学んだ。(星野誠)  県警交通企画課の前山和夫・交通事故防止対策室長が「2月の大雪では、至るところで車両の立ち往生や大渋滞が発生した。また、昨年12月から今年3月の4カ月間のスリップ事故も、前年同期比2倍の件数となっている。当講習会を通じ、雪道の安全走行について再確認していただきたい」とあいさつ。  JAF石川支部推進課の元谷公一事業係長が講師を務め、「物流が止まると日本経済に影響が出るので、荷物を運ぶ皆さんの使命は大きい。最近はスタッドレスタイヤの性能も向上しているが、万が一に備え、トラックもタイヤチェーンを携行し、いつでも装着できるようにして欲しい」と呼び掛けた。  元谷氏が「チェーン装着経験が無い人は手を挙げて」と聞くと、10人以上のドライバーが挙手。チェーン未経験者を優先してJAFスタッフが装着方法を指導した。  北陸貨物運輸(山田秀一社長、金沢市)で4トン車を運転する中島健太氏は「車両から外した状態のタイヤでも難しかったが、実際は荷台やタイヤハウスがあるので、もっと作業が難しくなる。石川県は降雪が多いので、装着が必要になるケースが出てくるかも」と気を引き締めた。  最後に、元谷氏が「実際の現場では、過酷な環境下で装着を強いられる。作業に時間が掛かるほど、寒さで体力が奪われていく。1分でも早く装着するため、事業所で何回でも練習しておこう」と話した。 【写真=JAFスタッフの指導でチェーン装着を行う】





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