ヨコレイ、つくばセンター着工 20年2月完成 収容能力2万4700トン
物流企業
2018/12/10 0:00
ヨコレイは3日、茨城県つくば市で「つくば物流センター」(仮称)の建設に着手した。2020年2月の竣工を目指す。 敷地面積1万5500平方メートル、鉄筋コンクリート造り・一部鉄骨造り3階建てで、延べ床面積2万200平方メートル、収容能力は2万4700トン。 自然冷媒冷凍機や屋上太陽光発電システムを導入。電動式移動ラックは運送会社が使用するパレット規格を採用し、カーゴナビゲーションシステムと連動させることで、フォークリフトによる入出庫作業やトラックへの積み下ろし作業を円滑化。作業時間の短縮を図る。 同市は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)と常磐自動車道が交差する物流の要衝で、加工食品メーカーの工場が多い。また、関東と北海道を結ぶフェリーが発着する大洗港(茨城県大洗町)へのアクセスも良く、コンテナ貨物の保管拠点としてのポテンシャルが高い。 同日行われた起工式で、吉川俊雄会長は「新センターが完成すると、国内外の収容能力は100万トンを超える。当社として記念すべきセンターであり、北関東、東関東の陸上、海上物流の拠点となる」と述べた。(吉田英行) 【写真=電動式移動ラックやカーゴナビゲーションシステムを装備(完成予想図)】