埼ト協、県警方針を報告 大宮駅前に貨物用駐車場 来年3月設置 自治会の同意得る
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2018/12/10 0:00
【埼玉】埼玉県トラック協会(鳥居伸雄会長)は11月27日の理事会で、さいたま市大宮区のJR大宮駅東口の駅前通りに、2019年3月から貨物車両用の駐車場を新設する埼玉県警の方針を報告した。現在は31基のパーキングメーターが設置されているが、利用率の悪い6基を廃止し、トラックドライバーなどが使う駐車場とする。大宮駅から参道交番へ向かう道路側に1台分を、参道交番から大宮駅東口に向かう道路側に2台分を、それぞれ設ける予定となっている。新設に当たっては、貨物車両用の駐車場であることが分かるよう、標識を立てる。(辻本亮平) 理事会で、10月の「貨物集配中の駐車規制見直しに係る連絡会議」での会議内容を報告した。 同会議では、県警側が貨物車両の駐車規制見直しの進ちょくを説明。JR大宮駅東口の駅前通りに、貨物車両の駐車枠を設置する方策を述べた。地元自治会・商工会と交渉して同意を得ており、今後、公安委員会の決裁を待って、貨物車両に関する駐車規制を解除。19年3月に、計3台分の駐車枠を設置する。 貨物集配中の駐車規制の見直しは、17年8月に取りまとめられた、トラックなどの働き方改革に向けて直ちに取り組む施策に盛り込まれているもの。警察庁から県警に通達が出され、18年度から3年間で実行することとなっている。10月の連絡会議で警察側は、大宮駅前通り以外での駐車規制見直しについて、現時点で具体化しているところは無い、とした。 理事会では、鳥居会長が「埼ト協として、働き方改革などへの対応策を示す必要がある。人手不足が深刻化する中、皆さんと近い将来のことを考え、遠い未来を明るくできるようにしたい」とあいさつ。 また、4月25日~11月22日の会員の入退会を承認した。新規会員が48社加入し、退会したのは14社だった。これにより11月22日時点の会員数は2343社となり、5年連続で過去最高を更新した。 【写真=駐車規制見直しに係る連絡会議の内容を報告】