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大分ト協、進路指導教諭と意見交換 県・私立高校8校が参加 就業促進むけ魅力PR

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2018/12/03 0:00

 【大分】大分県トラック協会(仲浩会長)は11月19日、高校新卒のトラック業界への就業促進を目的に、中津・日田・玖珠エリアの県・私立高校の進路指導担当教諭と意見交換会を開いた。業界の現状や若者の職業観、ドライバーの勤務内容などについて意見を交わした。(上田慎二)  大分市内の県立5校、私立3校から、校長や進路指導主任、キャリアアドバイザーら計10人が出席。県商工労働部雇用労働政策課の山崎克友参事、県私立中学高校協会の戸田哲也・就職支援担当コーディネーターがオブザーバーを務めた。  大分ト協からは、仲会長のほか仲摩一夫、村本茂の両副会長や、大分ト協本部に設置している事業推進評議委員長の内村隆志委員長らが参加。  業界の深刻なドライバー不足の実態や、若者向けの求人活動、業界PR活動に触れ、仲氏は「ドライバーの不足と高齢化が進んでいる。高校生の就職活動の相談を受けている進路指導教諭から意見を聞き、人手不足の解消と労働環境改善につなげたい」とあいさつ。  続いて、中津急行(仲社長、大分県中津市)の川口綱樹総務部長がドライバーの仕事内容や事故防止対策を説明した。また、同社ドライバーの小野一樹氏など男女の若手ドライバー3人が、就職のきっかけや業務内容、ドライバーのやりがいなどを紹介。「大型乗務員の父に憧れてドライバーになった」「荷物を渡し、『ありがとう』と言われた時やりがいを感じる」「仕事が定時に終わるため育家事と両立できる」などと述べた。  高校側は「教諭や生徒、保護者が業界について、よく知らないことが多く、入社後のミスマッチにつながっている」「生徒に業界アンケートをした結果『(トラック輸送について)わからない』という回答が非常に多く、もっと若者にPRして欲しい」「地元志向の保護者、生徒が多い」などと指摘。  参加者は「会社の魅力ややりがいに関する情報をSNS(交流サイト)や動画サイトなどで若者へ発信し、また、高校の進路指導教諭や保護者にトラック輸送の重要性をアピールしていくことも重要だ」との認識で一致した。 【写真=若手ドライバーが仕事のやりがい・魅力を伝える】





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