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東海倉協、高校・大学教員と意見交換 倉庫業の魅力伝える 物流はインフラの役割

団体

2018/12/03 0:00

 【愛知】東海倉庫協会(小澤義行会長)は11月14日、物流施設見学会及び、高校・大学の就職担当教員と倉庫で働く若手社員との意見交換会を開いた。意見交換会は、現場の声を届けることで倉庫業への理解を深めるとともに、安心して働ける職場であることを学生に伝えてもらうため、初めて企画。愛知、岐阜、三重各県の高校・大学から教員18人が参加した。  物流施設見学会は、名古屋港飛島ふ頭(飛島村)で自動化されたコンテナターミナルを視察。その後、認定トランクルーム見学として、東陽倉庫の書類保管センター(名古屋市中村区)や主に個人が利用するロッカー型のトランクルームを見て回り、見識を深めた。  意見交換会で、東陽倉庫の渡辺誠取締役執行役員・管理本部長兼経理部長が「物流業界は新たな潮流の中、燃料費高騰や人手不足、外資系物流不動産会社による大型施設の開発、IT(情報技術)の高度化など経営の抜本的な見直しが迫られている」と紹介。  その上で、「繊維、鉄鋼、電機、半導体など産業の栄枯盛衰があるものの、いつの時代も物流は社会を支えるインフラの役割を果たし、静かだが、着実に成長していることを誇りに思える業界。より深く倉庫業を知ってもらい、素晴らしさを生徒に伝えてもらいたい」と述べた。  東陽倉庫をはじめ、生川倉庫(生川泰成社長、三重県鈴鹿市)、福玉精穀倉庫(社本光永社長、愛知県大口町)、富士ロジテック・ユニファイドサービス(畔柳敏裕社長、小牧市)、マルハン倉庫(渡辺和弘社長、同市)、メイコン(長浜英己社長、同)、森吉物流倉庫(森俊夫社長、一宮市)の若手社員や管理者が出席。会社概要や業務内容を説明した後、質疑応答に移った。  学校側から「入社後のキャリアアップ、ライフプランはどのように描いているのか」「業界を知るにつれ魅力も分かってくるが、最初のきっかけづくりに何か良いアイデアはないか」「愛知県ではどうしても製造業を一番に考えてしまう。製造業でも成長する会社もあれば衰退する会社もあると思うが、仕事を通じて何か感じるトレンドを教えて欲しい」といった質問が出された。  若手社員からは「人に貢献できる職業に就こうと、初めは食品関係で探していたが、幅を広げて、生活を支えているのが物流だと知り、飛び込んだ。現在、採用担当を務めており、学生に物流はイメージと違うことを伝えたい」「色々な製品を扱えることに魅力を感じ、インターンシップ説明会に参加。縁の下の力持ちを実感し、途中から第一志望に変わった」「大学入学前や休みの時にバイトした経験から第一志望として選んだ」という声が聞かれた。  事務局は「大学はインターンシップを通じて企業説明会があるので、そこで面白さに気付くこともある。しかし 高校は機会がなかなか少なく、就職担当の教員に現場に触れてもらい、魅力を広めて欲しい」としている。 【写真=就職担当教員からの質問に答える若手社員】





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