全ト協女性部会、初の東北ブロック研修会開く 青ト協はオブザーバーで
団体
2018/11/26 0:00
【宮城】全日本トラック協会の女性部会(原玲子部会長)は14日、初の東北ブロック研修会を仙台市で開き、情報交換とともに交流・親睦を深めた。(黒田秀男) 宮城、秋田、山形、福島の各県トラック協会の女性部会員ら40人が参加。女性部会設立機運のある青森県トラック協会(木村英敬会長)の事務職員もオブザーバーとして加わった。 開催県の宮城県トラック協会女性部会の高田登志江部会長が「全国組織の女性部会が発足して1年、関係する皆さんの尽力により、ようやくブロック研修会を開けるまでになった。こうして設立された女性部会の意義を内外にアピールすることが大切。積極的に活動を推進しよう」とあいさつ。 全ト協の嶋田康子副会長は「ダイバーシティー(多様性)が注目を集めているが、視点のダイバーシティーという考え方もある。物事をいろいろな角度から見ることが大切で、多様な考え方を持つ人が大勢いる組織が強いとされる。男社会のトラック業界の中で、女性の目線で意見や提言をしたいと思う。より良い運送業界をつくろう」と呼び掛けた。 原部会長も駆け付け「部会設立から1年経つが、組織は拡大し、今後も女性経営者の仲間が増えていきそうだ。今回は東北では初の会合。新しい出会いでビジネスパートナーが見つかるかも知れない。今後も定期的な会合を期待する。女性ならではの視点で、女性ドライバーの雇用促進にも努めて欲しい」と述べた。 また、宮城県トラック協会の菊地徹副会長も須藤弘三会長の祝辞を代読した。 各県女性部会の活動報告では、2018年8月設立の秋田県からは嵯峨誠子部会長が設立経緯や今後の活動を、05年設立の山形県は五十嵐とし子部会長が長年の取り組みとセミナーやトラックの日の事業への参加について紹介。 17年7月に発足した福島県 は永山忍部会長に代わり、西山由美子副部会長が高校進路アドバイザーとの意見交換会やトラックの日への参加を、16年10月設立の宮城県は樋口恵子副部会長がこれまでの活動や今後の取り組みとして、女性ドライバーの雇用に関するアンケート実施などを説明した。 この後、昼食・デザートタイムを兼ねた交流会が開かれ、絆を深めた。 【写真=情報交換とともに交流・親睦を深め】